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【再開発プロジェクト】小日向舞菜の苦悩 小さな日向であり続けるために

by HAYATO。

「何もしなくてもそのうちアイドルになれると思ってた」

アイドルを目指すきっかけを問われると彼女はこのように答える。

物心ついた頃から将来は必ずアイドルになれるものと思っていたのだと言う。
しかしある時、自分から行動を起こさないとアイドルにはなれないということに気付いた。

LinQが所属するジョブネットのオーディションを受けアイドル研究生として所属することになる。

「自分がするしか無かった」

研究生として長く下積みを続けてきたことで、研究生ユニットのBudLabでの活動の中ではいつしかまとめ役を任されるようになっていった。
しかし当の本人は「ガラじゃない」と仕方なくやっていたことを強調する。他に適任もおらず「自分がするしか無かった」と語るが、放っておけない性格とその責任感はなるべくしてなったとも言えるだろう。

現在の境遇で彼女が抱える不安と葛藤とは...

そんな彼女だが、8月からの新体制では新生LinQの11名に残ることとなった。


私はその結果を多少の驚きと共に受け止めた。
もちろん小日向舞菜もこの「解体・再開発プロジェクト」で大きな成長を遂げたメンバーの一人であり、グループに必要なメンバーの一人であると考えていた。

しかし、中野サンプラザ公演以降の彼女の様子はやや精彩に欠けるものが多かった。
はっきり言ってしまえば「元気がない」という印象を強く受けた。

それが「LinQを続けられない。アイドルを続けられない。」という結果を受けてのものだと察していたが、どうやら実際はそうではなかったようだ。
事実、今回の発表で新生LinQの11名に名を連ねた。


私は、本人にはっきり聞いてみることにした。
「最近元気がなかったから、てっきりLinQに残れなかったんじゃないかと思っていた。」と言う私の言葉に、やや表情を曇らせつつもしっかりとした言葉で返答をしてくれた。

「嬉しいけど、寂しいから...すごく複雑で」

小日向舞菜をじっくり見ていくと、ものすごく周りを見てモノを考えて行動していることがよく分かる。
また自身のことも冷静に自己分析してから行動に移しているように思う。

先述のBudLaB内でまとめ役になってしまったというエピソードにしてもそうだろう。
自身はリーダー役には向いていないと自己評価していたが、それでも周囲の環境からその役目を引き受けることにした。

新生LinQの中で、小日向舞菜は吉川千愛と共に最年長のメンバーとなる。
多少なりとも今までの立ち位置とは違った役回りを求められてくるというプレッシャー。
21人のメンバーの内の一人が、11人のメンバーの内の一人になれば求められてくる責任の大きさも変わってくるだろう。

今彼女が置かれている状況。
そして、今後待ち受けている環境。
11名の新生LinQの中で一番現実が見えているのは彼女なのかもしれない。

もちろん「寂しい」という言葉にも嘘はないだろうが、その寂しいという言葉の後の行間には今挙げたような「プレッシャー」や「不安」といったものが見え隠れするような気がした。



気持ちの整理にはまだまだ時間がかかるかもしれない。
彼女が「みんなの小さな日向」であるために乗り越えなければならない壁はまだまだ多いはずだ。

メンバーにとっての「再開発プロジェクト」はまだまだ終わらない。


HAYATO。
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